「NHKキャラクターショー」のプロデューサーは、皆さんの味方です!

ザ・どーもくんバンド・ショー!

ザ・どーもくんバンド・ショー!

当社のイベントグループは、NHKの番組キャラクターが出演するショーを各地で展開中! 「子どもだけでなく、大人も一緒に楽しんでほしい」担当の山下プロデューサーは、そんな思いでショーを作り、今日も全国を飛び回っています。


幼い頃、テレビで見ていたキャラクターが自分の町に来てくれるというので、母に頼んで連れて行ってもらったことがあります。それは憧れのアイドルに会えるような嬉しさにあふれていました。僕は今、その子どもたちのアイドル「キャラクター」と一緒に日本中を巡る仕事をしています。着ぐるみショーではありません! あくまでキャラクターショーです。

僕がこの仕事を始めたのは今をさかのぼること4年、2011年のことです。東日本大震災で傷ついた被災地の人たちのためにできる仕事をしたいと手をあげ、子どもたちに少しでも元気になってもらおうと「キャラクターショー」を作らせてもらったのです。アニメ「おじゃる丸」のキャラクターたちと一緒に、道の整備もままならない東北の小さな町まで回らせていただきました。

「『おじゃる丸』キャラクターショー」(2011年11月、宮城県石巻市にて)。仮設住宅の近くを巡回し、ショーを開催しました


「『おじゃる丸』キャラクターショー」(2011年11月、宮城県石巻市にて)。仮設住宅の近くを巡回し、ショーを開催しました

その時出会った子どもたちのキラキラした目は、今でも忘れられません。彼らにとって、テレビのキャラクターと過ごす時間は、僕の子どもの頃と同じように特別なものだったのです。小さなワンボックスカーで去っていく僕たちに、いつまでも手を振って「ありがとう」と言ってくれた子どもたちに、むしろ僕たちが元気づけられる思いで「ありがとう」でした。

それまで番組を作る仕事しかしていなかった僕にとって、視聴者の皆さんと直接触れ合う機会はとても大切で、とても刺激的な仕事でした。子どものために作るショーだから分かりやすければいい、というわけではありません。思い出に残るようなショーを作らなければ、子どもたちは見てくれません。むしろ大人よりも厳しくて、つまらないと感じるとプイッと客席から離れていってしまいます。
じゃあ子どもが喜ぶことをやればいいのかというと、そうでもないんです。キャラクターショーのもう一方の大切な観客、それはお子さんを連れて来てくれる保護者の方です。お父さんはお仕事で疲れていて家で寝ていたいのに、奮起して一生懸命に家族サービスで来てくれるのでしょう。毎日子育てで大変なお母さんも、買い物の途中に寄ってくれるのだと思います。そんなときに、面白くないショーを見たいとは思わないでしょう。子どもに5分くらい見せたら「もういいでしょ! 行くよ!」と手を引いて行ってしまうのもよくある光景です。お父さんやお母さんが、子どものために“我慢して見る”のではなくて、「大人も癒されるキャラクターショー」を目指しています。

懐かしい曲や最新の曲も織り交ぜた「ザ・どーもくんバンド・ショー」はコミックバンド仕立ての音楽ショーですが、実は一流の演奏家たちが録音した音楽をお聴きいただいています。“バンドメンバー”のどーもくん、うさじい、たーちゃんが持つ楽器も、ご覧の通り本物。僕のちょっとしたこだわりです。

03どーもくんバンド
ほかにも、「忍たま乱太郎」「おしりかじり虫」をモチーフにしたショーもあります。いずれも台本作りや音楽編集と隅々までこだわって、子どもだけでなく大人が見ても楽しく、ちょっぴり涙も出ちゃいそうな演目をご用意しています。

04忍たま

お約束のギャグ満載、「忍たま乱太郎キャラクターショー」

 

「おしりかじり虫ショー」では、おしりかじり虫が世界を巡る!

「おしりかじり虫ショー」では、おしりかじり虫が世界を巡る!

家族みんなで楽しめるイベントになっていると思いますので、皆さんの町に子どもたちのアイドル「NHKのキャラクターショー」が来たときは、是非、足を運んでみてください。
その舞台の隅で中年のオジサンがキャラクターと一緒に踊っていたら、それは僕である可能性が非常に高いです。あたたかい目で見守っていただけたら幸いでございます。

(グローバル事業本部 イベント・映像展開 エグゼクティブ・プロデューサー 山下白(やました はく))

筆者(中央)

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