<「ロボコン体験ミュージアム シーズン2」開催!>
厳しい猛暑が続いた2018年の夏。
NHKエンタープライズは、小学生を対象とした“ロボコン体験ミュージアム”を開催しました。
期間は8月4日~26日の23日間で、会場は東京・九段下にある科学技術館。夏休み期間ということもあり、小学生を中心とした子供たちが多く訪れ、来場者数は約38,000人!連日大盛況のイベントとなりました。
大好評のうちに終わった「ロボコン体験ミュージアム」ですが、この秋、早くも「シーズン2」としてパワーアップして帰ってきます!
期間は11月17日(土)~12月9日(日)で、会場は同じく科学技術館で行います。主に2つの企画を予定しています。「ロボット体感ブース」では、今年のABUロボコンベトナム大会に出場した東大ロボットや、今年の高専ロボコンに出場したロボット達が登場し、これらのロボットを間近で体感することができます。もう一つの「小学生ロボコン体験」では、参加小学生がオリジナルのロボットを作ります。シーズン1の「ロボづくり体験」を更に“ロボコン”らしい形にパワーアップしました!小学生はチーム毎に、5日間かけてひとつのロボットを作ります。最終日12月9日(日)にはチーム対抗の競技会も行います。
<4つ目のロボコン「小学生ロボコン」>
NHKの「ロボコン」の歴史は深く、現在、主な大会は3つあります。
1つ目の全国の高等専門学校の学生が集う“高専ロボコン”は今年で31年目を迎えました。2つ目の大学生を中心とした“NHK学生ロボコン”も今年で27回目です。3つ目の“ABUロボコン”は学生ロボコンの優勝チームが挑むアジア太平洋大会で、毎年アジア太平洋地域の各国で開催されています。
そして今、私たちは「4つ目のロボコン」として“小学生ロボコン”の開催を目指しています。「ロボコン体験ミュージアム」は“小学生ロボコン”開発のためのプレイベントで、ここで培ったノウハウを“小学生ロボコン”に活かしていきたいと考えています。
その“小学生ロボコン”開発への第一歩として今夏はじめて開催した「ロボコン体験ミュージアム シーズン1」の内容をご紹介します。イベント内容としては、大きくは以下の3つでした。
①ロボコン体験ブース
歴代のロボコンに出場した人気ロボットたちが集結し、来場した子供たちに実際に操縦体験をして遊んでもらいました。
今回は小山高専・東京工科大学の2校にご協力頂き、計7台のロボットが登場。リモコンを操縦し当時のロボコン競技に挑戦したり、ロボットと一緒に縄跳びをしたり等、午前中のうちに整理券が無くなってしまうほどの人気っぷりでした。
参加した子どもたちは「近くで見ると迫力がすごかった」「操縦すると意外と難しかった」「こんなロボット作ってみたい!」等、お兄さんお姉さん達が作ったロボット達に実際に触れることで、憧れとともに多くの学びを得たようでした。
②ロボづくり体験ブース
小学生限定で応募可能な、オリジナルロボット製作を体験できるワークショップを開催しました。1日2回(午前・午後)各回10組の子供たちが参加して、「惑星探査ロボ」を作りました。
埼玉大学STEM教育研究センターに指導協力を頂き、子供たちは教室形式でロボットの基礎を学び、その後、自分たちの手で実際にロボットを作ってもらいました。
最初は上手くいかなかった子も、まわりの子どもに触発されて成長したり、教わったこと以上のアイデアを自ら考え出して形にする子もいたり等、大人顔負けのクリエイティブな空間となり、連日盛り上がっていました。
参加のための事前オンライン申込みは、申し込み開始からわずか30分で1日分の枠が埋まってしまうという、かなり競争率の高いワークショップでした。夏休みということもあり、自由研究のニーズにも合致したとても人気の高いイベントでした。
③ロボコン歴史ブース
3つのNHKロボコンの各大会の成り立ちを紹介し、名シーンのVTRを上映しました。
1988年から始まった「高専ロボコン」の過去映像をはじめ、今もなお愛される歴代ロボットたちの姿は子どもたちだけでなく保護者の方や年配の方たちも楽しませていました。
<「小学生ロボコン」ご協賛企業募集中!>
高専ロボコンと学生・ABUロボコンは、ロボコンの意義にご賛同いただいている企業の協賛を得ています。どの企業の皆様も既存のロボコンを高く評価してくださっており、次の時代を担う若い世代への認知度向上にも役立っていると仰っていただいています。
NHKエンタープライズは「小学生ロボコン」を新たに立ち上げるにあたり、その意義に賛同いただけるご協賛企業を募集しています。
日本では2020年にはプログラミングが小学校で必修化されます。今後、AIをはじめ様々な最先端技術が生活の一部となっていきます。そんな新しい時代を迎えるにあたって、私たちはNHKロボコンに貫かれている「アイデア対決」というコンセプトを小学生に知ってもらいたいと思っています。ものが溢れる今だからこそ、ロボコンを体験してもらい、楽しんでもらい、モノづくりの楽しさや喜びに触れる機会を増やしたい、というのがロボコン事務局の想いです。
ご興味がある方はぜひNHKエンタープライズロボコン事務局までこちらのフォームからご連絡ください。